100均包丁を真剣に研いだ結果。

前回の記事で研いだ100均包丁Galaxyを楽園さん(ブログ 鉄と石)企画の100均包丁研ぎコンペ『切ろう会 通信課』に送り、その審査が11月3日に行われました。で、”うれし”(関西弁)な自分としては先に言っちゃいますが・・・なんと優勝の栄誉を頂きました!!

お誘い頂いたので、審査当日は月山義高刃物店さんに伺ったのですが(包丁は事前に発送)、ビビって審査風景は一切見ず、別フロアで砥石と切出しの試し研ぎばかりしておりました。

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私が帰る時点ではまだ、結果が出ておらず、昨晩の結果発表記事を見てビックリです。全く期待していなかったかというと嘘にはなりますが・・・まさか1位を頂けるとは・・・。素直に滅茶苦茶嬉しいです。

自分のメモと、僭越ながら何かの参考になればと言うことで、提出包丁のプロセスを書かせて頂きます。

【研ぎ始め~ベースの形作り】

ニューケント#1000(普通)→#700(硬口、ベスター?のぼり刃物店さん)→レジノイド#1000(月山刃物店さん)→キングハイパー#1000→キングハイパー#2000

【仕上げ】

天然砥石 新田戸前(普通~やや軟口)

仕上げ時の刃先写真(300倍)
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ただ・・・この刃先写真、肉眼で見てるのと微妙に違って写っています。何回も撮り直ししたのですが・・・限界でした。

審査内容など詳細は楽園さんの記事をご参照頂いて、あくまで自分で振り返って、考えていた事や感想を・・・。

100均包丁に使われている鋼材がペラペラのフニャフニャだったため、あまり切り刃~刃先の肉抜きをしないほうが良いのかなぁ、と考えたのと、なるべく研ぎ減らす部分を最小限にかつ、刃先のRを自然な使いやすいカーブに仕上げようとしました。

それと、仕上げの天然砥石では丸尾山白巣板と田村山戸前浅葱は封印しました。これは鋼材の強度が低い(炭素量が少ない)刃先では、あまり繊細な仕上げにすると滑るor強度を失うのではと考え、あえて細かい研ぎ傷が残るところで置いて、紙や食材への食いつきを狙いました。

これらの狙いが当たったのかどうかは細かい講評を聞いてみたいところではあるのですが・・・ひとまず結果が出せて嬉しいです。

それと、今回のイベントで気づいたのは課題の100均包丁を売り場で選ぶ際、ホローグラインドの鎬筋が大きく波打っているもの、切り刃の研磨痕の大きい小さい等、品質のばらつきが目についたと言うことです。

最後に・・・日々漫然と研ぐのではなく、こういったイベントがあると色々考えたりスパイスになったり、とても勉強になりました。あらためて、イベントを企画・審査された楽園さん、月山さん、SGさん、他関係者の方々に感謝いたします。

ただ、自分の研ぎに関してはまだまだ課題が山積みですので、色々助言をいただきながら精進してまいります~。

11月06日追記 ==========
審査委員長の月山さんのブログにて審査内容について補足記事を書かれています。こちら
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「100均包丁を真剣に研いだ結果。」への2件のフィードバック

  1. こんばんは、優勝おめでとうございます(^^)

    松阪まで行かれたんですね、羨ましい〜(>_<) 9月に参加した砥ぎサミットで味わった交流の楽しさを今も忘れられずにいます…今回行けたなら白髪犬さんともお会いできたんですよね〜、無念でございます……

    お互いの活動エリアも近いですし、いつの日か一度砥ぎ談議できるといいですね〜(≧∇≦)

    僕の一度もつぶやいたことのないツイッターアカウントを利用して、ダイレクトメッセージ送れないかいっぺん試してみようかと思うのですが、構いませんでしょうか⁇

    1. もりさん
      恐縮です。ありがとうございます~。
      楽園さんのブログの方のコメントでもありましたが、切れ味ではもりさんの包丁がダントツで、自分も是非見習わせて頂きたいです。

      清麺屋さんなどでご一緒させて頂ければ最高ですね・・・笑。
      ツイッターアカウント、お気軽にフォローしてやって下さいましー。

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