天然砥石 青砥を再評価

以前、青砥(丹波産)を入手しその後の顛末を記事にしていましたが・・・

・青砥(天然砥石)を入手しました
・白髪犬、青砥の養生をする
・青砥の試し研ぎをする +基本の面直し

実はその後、研ぎで使う機会が徐々に減り、最近ではすっかりしまいこんでいました。では、何故この青砥を使わなくなってしまったのかというと・・・

まず、切刃の平面を研いでいる時、ムラになりやすいと感じた事、次に砥面の泥の粒子が細かくなる前に新しい泥が出て来る為、砥泥のコントロールが難しく、時に砥面につかえて滑走感の妨げになると感じたからです。
又、中砥石は人造砥石の選択肢が多いと言う事もプラスされ、しばらくお蔵入りとなっていました。

そんな中、ふと目にしたサイトで『青砥の研ぎは人造砥石の中砥の感覚(力の入れ方)で使ってはいけない』と書かれているのを目にし、ハッと思い返しました。
まさに当時の自分は人造砥石の要領で力を入れてガシガシ研いでいました。

と、言う事で改めて青砥を引っ張り出し、試しに手持ちの貝裂き包丁(白二鋼)を力加減に注意して研いでみました。

切り刃を力を抜き気味に、すべらせるように研いでみると、適度に砥面に食いつく(研磨)感覚と薄っすら泥が出て合わせてくれる感じ(滑走感)が心地良く体感できました。
力の入れ方を人造砥石に例えるならキングハイパーの#1000か#2000で研ぐ感じ。
適度に刃金を下ろしながら均質な曇り感のある仕上げに出来ました。

以前は力を入れて研いでいた為、泥が出過ぎた(粒子が荒い)のと面ダレが起こり、ムラや滑走の妨げになっていたようです。

これで手持ちの青砥が晴れて使える砥石となったわけですが・・・ちょっと分かったつもりになって、レッテルを貼っていた自分を恥ずかしく思います。
と同時に、青砥の当たりハズレについて判断の難しさも感じます。

この青砥も、研ぎ方・力の加え方で泥をコントロールして良い結果に変わりましたが、では最初からもっと硬く締まった青砥なら・・・それが当たりの青砥なのか・・・うーん、興味はつきません。“青砥”という1ジャンルだけでも沼は深そうなので、この辺で留めておこうと思います。

使わなくなってしまった砥石にはその理由がありますが、日を置き研ぐ手も変わるとまた新たな発見があります。
本当に奥深い世界です。

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