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lang="ja"> 切り出し小刀を研ぐ・その2 ~実践編~ – サクウララカ
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切り出し小刀を研ぐ・その2 ~実践編~

前回の続きで、『も作』切り出し小刀を実際に研いでいきます。

とは言え、包丁以外の刃物を研いだ経験が殆ど無いので、切り出しを購入したお店で教えてもらった研ぎ方を参考に、様子見でニューケントの#1000あたりから始めました。

『硬っ!!』第一感がこれでした(笑。後から刃物屋さんに聞いた話では、刃金は白二鋼と言う事でしたが、研ぎ始めと・厚みもあってか異様に硬く感じました。

そこで、即アトマダイヤモンド砥石にチェンジ。さすがに削れますが、手持ちではそこそこ角が取れた中目しか無かったので無駄に時間がかかりました。もし今度同じ作業をするなら間違いなく荒目を用意します。これで切刃の基本の面を作り、刃先の厚みを取っていきます。

ココからは実際に研いでいった過程を・・・

開始!!ダイヤモンド砥石→ニューケント#1000→#700(硬口)→レジノイド#1000→キングハイパー#1000→キングハイパー#2000 と7時間かけて1日目ギブアップの状態。

写真の赤いライン状に刃先部分がまだ砥石にあたってません・・・涙。

2日目、2時間、ニューケントからやり直して→キングハイパー#1000→キングハイパー#2000とちょっと飛ばして 最後天然砥石 大平山で仕上げ・・・るも、まだ不十分。

と、ここまで来て考える・・・。ニューケントで研いだ段階では刃先まで砥石があたっていたはず。キングハイパーは比較的やわいので表面をならす程度で、硬口の大平山に移った時点で刃先が砥面に当たらなくなった。と、言うことは・・・ニューケントの平面が出ていない!?

ストレートエッジをあててみると、見事ニューケントが凹んでました。もちろん、頻繁に面直しはしていましたが、ニューケントの平面保持力が比較的高いことから、過信があったと思います。普段よりも気をつけているつもりでもこの有様ですから、この時点でスイッチが切り替わりました。

3日目、刃先の厚みは十分削れていることから、#700(硬口)からスタート。この砥石は詳細不明ですが、切り出しと共に のぼり刃物屋さんから購入したものです。なんでも#700とは言いながら研磨力をかなり犠牲にして硬さを追い求めたピーキーな砥石ということで、平面保持力はニューケント以上だと感じます。

自分の忘備録を兼ね、恥をかくつもりでこの#700の研ぎ動画を晒します~。と言うのも、案外ググっても切り出しの具体的な研ぎ方が見つからなかったので、なにが基本なのかよくわからず・・・これからググる人のサンプルの一つにでもなればとの思いからです。詳しい方おられましたら、コメント等頂けるとありがたいです。(動画での持ち方や動きは我流なので、悪しからず)

その硬口#700にニューケントを名倉代わりに使い、1時間ほど研ぎ上げた状態。(砥面を研ぎが1往復する毎に面直しを実施)

ようやく全面に研ぎ傷がついたか・・・

そこから、レジノイド#1000→キングハイパー#1000→キングハイパー#2000→丸尾山 白巣板で仕上げた状態。

地金の模様がきれいに浮き出てきて、ひとまず満足。ここまでトータル10時間弱、、、(;´д`)トホホ…

時間はかかりましたが、自分なりに充実した研ぎでした。キレ味も申し分なく、これから長く付き合っていけそうです。

初めて切り出しを研いで見て、ある程度覚悟はしていたものの、想像以上の砥面精度を求められると言う事。最終的には切り出しを研いでいる時間よりも砥石の面直しをしている時間のほうが長いか、同じくらいの時間ではなかったかと思います。

これからはこの切り出しを一つのものさしに天然砥石の仕上具合や硬さを見る目安になればと思います。

長くなりました~。了

2017年12月21日 追記

後から見返すと本当に恥ずかしい・・・・

平面が甘々です。今現在はUPした動画から研ぎ方も変えております。
砥石全面を使う・・・とか、余計なことは考えずにただひたすらこまめに面直しして、刃物がビビらない(ブレない)手の押さえ位置と力加減に意識を集中することが重要なのではと思います。
恥を晒すようですが、自分自身の記録のためにも残しておこうと思います。

 

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