秋もだいぶ深まり、絶好の研ぎ日和の毎日です・・・。さて、表題を補足すると、こちら【鉄と石】ブログをされている楽園さんの企画で『切ろう会・通信課』と言う100均包丁研ぎのコンペに参加させてもらうため、課題の包丁を研ぎました。
普段、なかなか課題を考えて砥ぐことはないので、こういった企画で色々(研ぎ・切れ・刃先画像等)意識しながらチャレンジしてみようと思い立ちました。
今年の夏導入したPEAK(300倍)の顕微鏡を投入してのガチです(笑)もう逃げ場がないw。
さて、コレがなくては始まらない、課題包丁(ダ◯ソーさん)
箱出し時点、刃先の状態。
ベースはニューケントの#1000 → #700硬口 → レジノイド#1000 → キングハイパー#1000 → キングハイパー#2000
ベース研ぎを終えての刃先の状態。
小刃付け無しの#2000なので、刃先は荒いですね~
さて、ココから天然砥石を試します。
まず、八箇山のコッパ(超軟口)。アトマをあてると溶けるように泥が出てきますw。
紙への食いつきは良いものの、切れ方は荒い感じ。紙の繊維がひっかかる様な・・・。
次、大平山合砥。硬めながら泥も適度に鋼も下ろす。粒度はそれほど細かくない。
刃先は大分そろってきた感じ。ハッカよりはなめらかな切れ味だけど・・・ちょっと物足りない。産毛への食いつきがちょっと弱い。中途半端なイメージ。
次は一番最近入手した新田の戸前。やや軟口、クッション性のある研ぎ感、鋼の下りは良い。
刃先の揃いは良い感じ。浅いながら細かい傷が入る。紙への切り込み、産毛のかかりが良い感じ。
うーん、本チャンはこの新田仕上げで、小刃をもう少し調整して提出しようか・・・。結果はどうなるか・・・はさておき、ブログのネタにはなったので良し(๑•̀ㅂ•́)و✧と!!
自分にとって後にも先にもココまで100均包丁を真剣に研ぐ事は無いだろうなぁ~~笑。