大抵の事は道具が解決してくれる

今回はちょっと持論的な記事を・・・。

職人的な作業やなにかしらの趣味において、最初は皆初心者であり、向上心を持って技術・芸事の上達を目指すと思います。
そこで、欠かせないのが道具との付き合い方。

これら道具は一般的には、初心者向け、中級者向け、上級者向け、等と区別されていたり、もっとわかりやすく言えば値段でランク付けされて販売されています。
そこでよく聞くのは、”初心者のうちはあまり良い道具を持つ必要が無い”と言う事。
確かに、飽きて辞めてしまうリスクを考えると、一理あると思いますが、ココでは趣味とある程度長く付き合う、向上心を持って取り組む、と言うことを前提に書きます。

まず自身の経験から、大根の桂剥きの例を取り上げます。

大根の桂剥きと言うと、円筒状に切った大根を巻紙のように薄く剥いでいく切り方ですが、恥ずかしながら昔からうまくできず大嫌いな作業でした。
ところが、包丁をきちんと研ぐようになり、薄刃包丁の切れ味を見るため渋々ながら桂剥きを試してみると、かつての経験がウソのようにスルスルと調子よく切れていきます。

包丁屋さんや現役の調理師の方の話を伺うと、現場でも切れない包丁が少なく無く、その切れない包丁で如何にうまく桂剥きが出来るかが一種の職人的な技になっていると言うものでした。

なるほど、それが職人の技といえば技になるのかもしれませんが、そもそも刃物は切れる状態が普通なのであって、ましてプロの現場ならば職人技をひけらかす前に、毎日数分のキレ味を維持する研ぎを疎かにするほうが怠慢なのではと。

正常じゃない道具に合わせて仕上げが出来るのが本当の技でしょうか?
むしろ道具を常に正常な状態に管理できる事こそ大切な技術ではないかと思うのです。

ちょっと回り道してしましました。

では、道具を適切に管理するには・・・と、なった時に今度は道具との対話が必要になります。

そこで問題になるのが、”初心者向け”と言われるモノです。

今までの経験から、初心者向け(廉価版)を謳った道具で”まとも”だったモノはほぼありません。
ココで言う”まとも”とは基本的な耐久力があったり、使いやすさを考えてあったり、道具として最低限の性能を持っている、と言う意味です。

では、初心者がこの入門者向けの”まとも”では無い道具を手に入れて技術向上を図ろうとした場合、どうなるか・・・。
先程の桂剥きの苦悩を味わうことになります。

”まとも”でない道具やきちんと管理されていない狂った道具を使うことにより・・・
同じ技術を身につけるのに人より何倍もの時間がかかってしまうかも知れません、変な癖がついて間違った技術を習得してしまうかもしれません、現れた高い(高く見える)壁に挫折してしまうかもしれません。

だから、、、声を大にして言いたい、初心者は初心者向けを買ってはいけないと!!

じゃぁ、一番高いものを買えば良いのかというとそうではなく、ミッドレンジ~ミッドハイのクラスを狙うのをオススメします。
(価格が高いものは、道具としての性能の他に装飾や素材の希少性で価値がついているものもあり、ケースバイケース。)
もちろんその分、情報収集の手間は惜しまない事が必須です。

きちんとした道具で、その性能を正しく発揮できるよう維持できれば、タイトルの通り大抵の事は道具が解決してくれます。

道具がしっかりしてるからこそ、初心者の間違いや問題点もよく見えますし、何か問題にあたった時に道具ではなく即座に自分の未熟な部分に気づくことが出来ます。
そして何より上達が早くなると確信しています。

とまぁ、このようなエントリーを書こうと思ったのは・・・先日の記事でそば打ちを始め、初心者にそぐわない麺切り包丁を買ったことに対し、リア友から『初心者のくせに~云々』と言うありがたーーいアドバイスを頂いたからで(笑
しばし激論を交わした内容をまとめたのがこの記事になったというわけです。

ある物事の上達の為、技術を磨くということは、その作業を行う道具をきちんと管理する技術でもあり、手間をかけて手入れ・管理するに値する道具でなけれならないと。

弘法筆を選ばずとは言いますが、悪い筆でもそこそこ及第点の作品にはなると思います。
でも、良い筆を選べば確実にそれ以上の芸術性のある書が出来るはずです。

今回はちょっとエラそうな事を書いてしまいましたが、これは自分への戒めでもあり、散財への言い訳でもあります。(;´д`)トホホ…

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