京都有次 菜切り包丁(ガテン系菜切)

先日入手した京都有次 上製菜切包丁。

モノは良さげながらかなり悲惨なお姿に・・・。
これまでくぐってきた修羅場を物語るかのような傷と欠け。サビをこそげ落とした跡。

有次さんの上製菜切りは峰厚もしっかりあり、全体的に身厚で少々サビを削り落としたぐらいではびくともしない、質実剛健、ガテン系な包丁で、これはなんとかして本来の姿に戻ってもらわねば~と、再生作業を初めたのでした。

まず、ブレード部分の傷に真っ先に目が行くのですが、柄(ハンドル)部分に目をやるとプラ巻の普及帯木製柄が刺さっています。
この包丁の格からして、コレはかわいそうと、柄を割ってみると・・・

な、な、な、、んと、こっちの方が重症。
茎(なかご)にサビがまわって、サビを落とすとかなり痩せてしまっています。

全体を荒く磨き、なかごの赤錆部分を削ったところ。

この後、なかごのサビをもう少し丁寧に落として、エポキシ系樹脂で肉盛りしながら、水牛巻朴材八角柄に交換しました。
(夢中で作業しすぎて写真なし、(;´д`)トホホ…)
今回、マチ付近はザビがまわっておらず、ほぼ無傷だったので、ちょっと深めに柄を仕込んで何とか形になりました。
それでもマチ部分は通常よりは狭くなってしまったので、拭き取りにくいこの部分に水分を残さないように気をつけないといけません。

平部分を磨いて柄を仕込んだ状態。
パッと見た目良い感じですが、切先が柄の直線よりも若干上に上がっています。
使うには問題無さそうなのでこのまま行きます(笑

刃付けまで終了。

最初は欠けや切刃の凸凹も多く、刃線もかなり太鼓状に出っ張っていたので、少し直線を意識して緩やかなカーブに仕上げました。

〈厚みのあるしっかりした作り〉

深いサビ跡やアゴの使い込まれた部分は残りますが、無骨で男前な感じに仕上がったのではと思います。
ちなみにめっちゃ切れますw。

 

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「京都有次 菜切り包丁(ガテン系菜切)」への2件のフィードバック

  1. 有次の菜切も男前に復活しましたね、お見事です〜〜!(^_^)

    中子の補修の画像が見たかったところですが…(*^^*)

    こちらも洋出刃?柄の補修に取り掛かっています。

    1. >酔いどれさん

      どもども~まだまだ試行錯誤中です~
      他の研ぎブロガーさんのページをチェックして勉強させてもらってます。

      今回なかごは樹脂(接着剤)で埋め固めている感じです。

      最近は柄のコダワリも少し出てきていますww

      酔いどれさんの記事も楽しみにしておりますーー

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